シワに直接注入するのは古い!ボリュームアップとハリを蘇らせてタルミを治すヒアルロン酸の注入方法

輪郭整形

ほうれい線をヒアルロン酸の打ち方次第。普通に注入しても消えません。

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ほうれい線やシワは誰もが気になってくるもの。年齢以上に老けて見えるのは嫌ですよね。ほうれい線を消すのにシワに直接ヒアルロン酸注入するのはもはや時代遅れ。医師が実際に体験した新しいヒアルロン酸治療についてお伝えします。

シワの治療といえばヒアルロン酸とボトックスだけど⋯

簡単にシワを目立たなくする方法として、ボトックス注射やヒアルロン酸の注入もかなりポピュラーな美容皮膚科のメニューになってきました。深いシワといえばほうれい線を人が多いのですが、これは表情ジワではないのでボトックスでは対応できません。

深く凹んだシワを改善させる方法として、凹みを盛り上がらせて改善しようというとき登場するのがヒアルロン酸注入です。しかし、おデコのシワに対してボトックスとヒアルロン酸を組み合わせる方法は非常に有効ですが、ほうれい線はかなり手ごわいシワなのです。シワがなんでできているか、と考えると頬の皮膚全体のたるみが原因になっています。切らない方法として溶ける糸を使って引き上げる治療法も効果がありますが、いくら生体にとって安全性がある糸といっても「異物は入れたくない」という患者さんもいます。

そこでもともと人体の構成成分であるヒアルロン酸、これは化粧品にも多用されているために、安心感をもった患者さんも多いのです。

ヒアルロン酸でボリュームアップさせて、シワやたるみを改善する治療方法が今注目を集めています。そこで恒例の私がモデルとなってヒアルロン酸を使用して、それもシワ自体に注入するわけではなく、頬等のボリュームアップによって法令線を改善した症例をご紹介します(オッサンの顔なんか見たくない、って方はここで離脱してくださいませ 笑)。

症例・桑満おさむ

これが治療後の私のほうれい線です。治療前はこんな感じの疲れた表情のオッサンでした。

症例・桑満おさむ

女医さんも妊婦さんになって、スタッフも数名寿代謝、これからどうしようとストレスいっぱいの可哀想な自分。

ヒアルロン酸で法令線を改善するにに必要な時間はたったの10分❗

beforeの私はこんな状態でした。それがたった10分程度で上記の写真のようになるんです。患者さんに実際に治療するときはマーキングや麻酔を慎重に行いますので、もう少し時間がかかります。なんせ私は松下医師の患者さん診療の過密スケジュールの間隙をぬってのたまたま空いた時間治療してもらったんですから。それがこの仕上がり、確実に若返ったでしょ❗というかほうれい線は薄くなって

症例・桑満おさむ

向かって左がbefore、右が一週間後(少し日焼けが⋯)のafterの写真です。患者さんに日焼けは肌のために絶対ダメ的指導をしているけど、海が好きなんで許してくださいませ。

ヒアルロン酸の痛みと内出血の問題

今回使用したヒアルロン酸は「スタイレージ」という名前のフランスで製造されているもので、当院では一押しのものです。スタイレージをいきなり注入すると内出血(医学用語は皮下出血)を起こしますし、痛みもあります。

それを防ぐためにまずはキシロカインという局所麻酔を注入部位にちょいと注射します(これはほんの少しの痛みがありますが、一瞬です)。そのあと、スタイレージを注入。このヒアルロン酸自体を注入するときも、普通の先がとんがった針を使用すると皮下の血管を傷つけて術後の内出血の原因になりますので、特殊な針(カニューレと呼びます)を使用するのが当院のヒアルロン酸注入が評判が高い理由の一つです。もちろん他院でも今では特殊な針を使用しているところもありますが、先駆者であることは間違いないはずです(当院調べ 笑)。

ヒアルロン酸を注入するときの痛みはこれは全くありません❗

はっきりと言い切れます。術後に針を刺したところに絆創膏あるいはテープを貼るクリニックもありますが、当院では貼りませんし、そのまま化粧もしていただいています。その日の夜に必要以上に長湯をして、大量の飲酒を実験的にしてみたのですが、術後の痛み・腫れ・出血は全くありませんでした、これ本当です。

スタイレージを使ってボリュームアップさせてシワを薄くするのはなぜか?

老化する、といってもいろんな考え方があるのですが、皮膚に限って言えば皮膚の老化は皮膚自体が薄くなるという意外なことなんです。

年をとってツラの皮が厚くなるのではなく、薄くなるのです。コラーゲンやエラスチンといった皮膚のハリを維持している成分も年とともにドンドン減少してきます(サプリで補いなことは以前からしつこく説明しています)。頬全体のハリがなくなるために、タルミができてほうれい線ができますので、ほうれい線自体にヒアルロン酸を注入しても押し寄せてくる老化したハリのない皮膚が重力で垂れ下がり、あまり効果は期待できません。

このヒアルロン酸でボリュームアップさせて、タルミを解消する方法は例えば垂れ下がりがちな目尻にも応用できます(注入する場所は院内秘)。今回私がヒアルロン酸を注入した場所もほうれい線とはかなり離れた場所なんですよ❗

女性はもちろんのこと、男性もシワの改善というよりタルミの改善としてのヒアルロン酸注入をぜひお試しください。気になる効果の持続は以前のヒアルロン酸より長くなっています。費用等の詳細は上のボタンからごらんください。

桑満おさむ(医師)

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

桑満おさむ(医師)への相談窓口

0120-70-5929

10:00~18:30※木・日•祝日は休診

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