【閲覧注意】夏本番なのに美容皮膚科医の万全のシミ予防対策を守らなくてこんな感じになってしまった❗

スキンケア

日焼け対策を怠るべきではない理由を医師が解説

夏本番です❗シミ対策は万全でしょうか?

最近は紫外線が健康面に与える悪影響について多くの方が知るようになって、美容にちょいと関わっている私としては喜ばしいことです。

じゃあ、以前から紫外線による悪性黒色腫の話とか出来てしまったシミの対策方法をうるさく言っているお前は大丈夫かよ、と問われると⋯無言。

日焼けしている方が偉い、黒ければ黒いほど偉い

私の同世代の方ならわかっていただけると思うのですが、バブル期に青春時代を過ごした面々にとって日焼けマウンティング的な事象があったのです。日焼けしている方が偉い❗(理由は不明だけど、なんとなーくその時代の海外セレブも日焼けしていたからかなあ)。

私は子育て中に夏といえばプール遊びと言う公式に従って、毎日のようにプールで子供と遊んでいると、セレブとは違った日焼け状態になってしまうのです。子供の面倒を見ながらだと、焼けるのは肩方面ばっかり⋯当院にはシミ対策のレーザーが複数あるのですが、あまりにもシミの数が多いので放置しておりました。美容担当の松下医師から口を酸っぱくして「日焼け止めはしっかり使ってください❗」って言われたので先日日焼け止めを使ったところ⋯こんな感じになちゃいました

お詫び:見苦しい画像をアップしてしまい申し訳ありません。そのため一応は閲覧注意にはしたのですが自分で見ても汚ったならしいです。肩には日焼け止め使用、真っ赤でガッサガサのところは日焼け止め未使用、なんでこんな状態になったかをこれから説明というか言い訳をします。

シミ対策云々以前にこれは日焼けというより火傷だよ

家人とちょっと海に行って「パパ、日焼け止めは?」と言われました。普段松下医師のアドバイスを全然守っていない私でしたが、ちょっと日焼け止めの効果を試そうと「じゃあ、ちょうだい」。しっかりものの家人は多分高い日焼け止めと思われる液体をほんの2センチほど私の手のひらに乗せました、それも直径4ミリで。

まあ、これを塗り広げればいいや的な正しくない日焼け止めの使用法を実行した私は、肩から日焼け止めを塗りだすと肩の一部だけで終了、胸等に日焼け止めをつけることは出来ませんでした。そうすると上記写真に加えてこんな感じにわずか数時間でなった次第です。

これ画像より実物の方がくっきりわかります。当院に通院している方はお時間があったら「院長の悲惨な状態を観せてください」とお申し出を、私の気分がよければお見せします笑。とりあえず日焼け止めを使うときの注意はたっぷりムラなく塗りましょう(笑)

しかし、なんで家人に「日焼け止め、もっとちょうだい」って言えなかったのでしょうか、その理由は聞くも涙語るも涙なんで今日はやめておきます。

こんな感じの日焼けの仕方を繰り返していたので、私の背中はもし患者さんがシミをレーザーで取る、となると百万円以上はいただくことになります、多分。肩だけならそこまでは掛からないですが、肩・背中一面はモザイク処理が必要なくらい本当にひどい状態ですぜ。

この状態は日焼けではなく、日光による火傷です。こんなことが無いようにするためには松下医師のブログをご参考くださいね。

出来てしまったシミはどうすればいいのか?

私のように火傷状態になった場合は炎症治療として保険診療の火傷の手当に準じた処方が必要です。火傷だと色素沈着が必ずと言っていいほどの確率で残ります。その一部はいわゆるシミになります。松下医師のブログにもありますが、シミと呼ばれている状態も実は専門家は分類しています。

  • 老人性色素班(いわゆるシミ、日光が原因で日光黒子と呼ぶこともあります)
  • 脂漏性角化症(盛り上がったシミ、よくお年寄りの頬やこめかみ付近で見られるもの プロはゼボケラと呼びます)
  • 肝班(これかなり治療は厄介です。トランシーのが効果あるのはこれだけど止めると再発すること多いです)
  • ソバカス(この定義ってかなり複雑で人種差が大きい)
  • 後天性真皮メラノサイトーシス(ADMと呼ばれ、下手っぴなレーザー治療や光治療が原因となる場合もあります)
  • 炎症性色素沈着(傷跡が黒っぽくなるのと同じ。ステロイド原因説は間違いです。乱暴な洗顔方法が原因の場合もあります)

ざっとこんな感じです。私の肩にあるのは脂漏性角化症と炎症性色素沈着がほとんどです(老人性色素班もちょっと)。しかし、このネーミング良くないよねえ、老人性⋯これ他のネーミング考えないと、老人じゃなくてもなっちゃうワケですから。

じゃあ、治療はどうするんだ、特に私の場合は?

シミ対策というかシミ治療の王道はレーザーでしょ❗

出来てしまったシミを大げさな宣伝で有名な某製薬会社の薬を飲んで治すことは、理論的には無理だと考えます。サプリでシミを治すなんてありえないです。となると医療機関を受診することになりますが、トランサミンだけで出来てしまったシミを治すのもまず無理だし、万が一効果があったとしてもその効果が出るまでの期間と通院の手間を考えると、やっぱりシミ治療、シミ取りの王道はレーザーだと考えます。

これちょっと古いブログですが、出来てしまったシミを治療しようと考えている方はご参考にしてくれるとうれしいです。

あと私のように日焼けしちまった場合の対策として、これは参考になると思います。

近いうちに私のトンデモない状態の肩から背中にかけてのシミ治療を時系列としてブログにアップすることも検討中です。もちろん今そこにあるシミを治したいという方はご遠慮なくご相談のメール等をくださいね。院長のブログ読んだよとお伝えあるいは書き添えていだだけると、多分おまけがあります。

桑満おさむ(医師)

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

関連記事

美容外科医・松下洋二のインスタグラム

閲覧回数が多いページ

最近の記事

  1. 【寄贈軟骨】鼻に他人の骨を移植して起こるトラブルについて

  2. 男性の脱毛について考えてみた。五本木クリニックで医療レーザー脱毛を…

  3. 女性の薄毛治療完全ガイド

  4. AGAとは?治療法完全ガイド

  5. 肝斑は病院の治療だけでは治らない・必要なセルフケアとは