なぜ、年をとると顔がたるんでくるのでしょうか？顔のたるみは睡眠不足やクタクタに疲れている時も肌自体の張りがなくなって、さらにたるんだ状態になります。
※ この記事執筆時はウルトラフォーマー3でしたが2023年現在、ウルトラセルジィーという新しいHIFU機器を導入しております。
年齢と重力にはかなわない「顔のたるみ」⋯ウルトラフォーマー3でこれだけ改善しました❗
私は今年（２０１７年）の４月くらいから、某健康情報サイトとゴチャゴチャ揉め事があったことを一部の読者の方はご存知だと思います。揉め事の対応とメディアの取材に休み時間や診療後の時間を取られてしまって、はっきり言ってかなりクタクタになっていました。あるネット系メディアの取材を受けた時の写真がYahoo!ニュースに掲載されて
自分の顔を見てみると肌はガサガサ、顔はたるみまくり❗俺ってこんなに老けてたっけ⁉
と自分のボロボロ状態、まるで浦島太郎状態に気づいてしまいました。そこで導入を検討していたウルトラフォーマー３（ウルトラフォーマーⅢが正式）という顔のたるみを改善する美容機器を試しました❗
顔がたるんでしまうと、余計に疲れた状態に見えますが、元気のない弱ったオスに見えてしまいます。
たるんだ顔を引き締めるウルトラフォーマー3の結果はこんな感じです⋯
弱ったオスは若いオスに倒されるのが自然界の掟、ってほどのことじゃないですが、某健康情報サイトの社長は３０歳台のバリバリの元気者。こっちはその２倍近くのオッサン、かつ揉め事でクッタクタ。どう見てもアニマルプラネットやナショジオで倒される側に私は見た目ではなってしまうようですが⋯
ジャジャーン❗どうだこの成果、顔全体が引き締まりましたし、たるんだ顔もリフトアップ
さらにさらに老けた印象を与えるほうれい線もかなーり薄くなっています。
色が黒くなっているのはウルトラフォーマーの副作用じゃなくて、ただ日焼けしたからです（笑）
ウルトラフォーマーでたるみ改善の治療をしたのが５月下旬、そしてほうれい線も薄くなって、顔全体がリフトアップした写真を撮ったのが７月の中旬。ウルトラフォーマーを実際に体験した時の様子を次にお伝えします。
治療効果は数ヶ月で現れるウルトラフォーマー、治療中は痛くも痒くもないよ❗
ウルトラフォーマーは顔の表在性筋膜（SMAS スマスと呼びます）に高密度焦点式超音波（High Intensity Focused Ultrasound 略してHIFU ハイフ) を照射することによって、真皮と皮下の筋膜付近に熱を加えます。ウルトラフォーマーは表在性筋膜だけじゃなくて、同時に真皮にも熱が加わりますので、創傷治癒のメカニズムによってコラーゲンが産生されますので、肌じたいん張りも出てくるのです。
このHIFUって仕組みは私の本当の専門である泌尿器科では前立線の手術にかなり以前から使用されていましたので、その安全性と危険性については他の美容系医師よりは知っているつもりです。実はこのHIFU（ハイフ）を使った、たるみ改善マシンは１０年程度前から別の機種があったのですが、超音波が届く深さがどうも気になり当院としては導入を控えていました（案の定、私が危惧していた神経損傷の症例が出たようです）。ウルトラフォーマーも当院が導入したものは正式には「ウルトラフォーマーⅢ」ですので、何回か改良・改善された歴史があります。すでに多くの美容系クリニックで採用されていて、当院としては珍しくかなりの周回遅れにはなってしまいました。
まずはヘッド（ここからハイフが出ます）が滑りやすいように顔全体にジェルを塗ります。治療の際に痛みは無いので当然無麻酔で治療を行います。
そしていよいよウルトラフォーマーの照射です。点状に熱が伝わりますので熱も痛くも痒くもありません。顔全体に超音波が行きわたるように数回数周繰り返していると、肌の奥の方が「じんわり熱っぽい」感じが出てきます。
こんな感じで、ヘッドをギュッと押し付けられますが、これは痛いとの表現は正しくなく、押さえ込まれている感（そんな日本語あるか不明）です。私の場合は二種類のヘッドを使用して治療を受けましたが、要した時間は入室してから退出するまで約１時間程度でした。治療後はなんとはなしに顔が突っ張った感覚になりましたが当日はいつものように普段通りの生活が可能でした。
実は翌日、顔がツッパっている感覚があったので鏡を覗くと⋯なんとなーく、顔のたるみが改善したように思い、クリニックに行くとスタッフが「院長、顔のたるみが改善されて、張りが出てきましたね❗」なんて言われました。私の返答は「これはただウルトラフォーマーで熱が加わったための、顔が腫れているんだよ」です。でも、その後毎日というよりは毎週くらいで、なんとなーく顔のたるみが改善して、張りも出てきたので、前述のアフターの写真撮影となった次第です。
これだけ顔のたるみを改善するのだから、これからはウルトラフォーマーをイチオシとしますね
どう見てもインチキ臭い結果の私のウルトラフォーマーを使用したビフォーアフター写真ですが、フォトショップとかで加工してはいません（キッパリ）。
当院しては顔のたるみを根本的に治すにはフェイスリフトという手術が一番だと確信していますが「切るのはチョットねえ」という方も多いので、溶ける糸を使ったリフトアップやレーザーを照射する方法を選択する患者さんが多いです。このHIFUを使っておなか周りの脂肪を溶解させるライポソニックスという当院がウリとしている医療機器があり効果をあげています。
自分のたるみ治療を兼ねてウルトラフォーマーのデモを行いましたが、その結果に驚きつつ、多くの皆様に体験していただければ、と考えこのブログを書いています。まず、間違いなく出てくるご質問として「効果がでる時期」「効果の持続期間」そして「治療料金」があると思います。かなり宣伝臭がプンプンですが⋯。
ウルトラフォーマーの効果は治療後３ヶ月でピークに達します（ってことは私の顔のたるみ改善効果はまだまだいける、ってこと）。でもいくつかの深さにポイントを絞ることができるアタッチメントがありますし、照射を工夫することによって翌日から肌の張りを実感することができます。
ウルトラフォーマーの効果ってどれくらい持続するの？
治療効果がピークに達するのが３ヶ月。重力に逆らうことは不可能なので６ヶ月間程度といくつかの症例報告では言われています。
さあ、気になるお値段です。深層は１６万２０００円（税込）、中層は１０万８０００円（税込）、浅層は６万４８００円なんで合計で３３万４８００円、ってことになります。私が受けた治療は深層と中層ですから合計で２７万円。しかーし、今回このブログを読んだで治療を受ける方は、院長ブログ愛読者価格（詳細は秘密) で顔のたるみ改善治療を行わせていただきます❗
お問い合わせの際、「院長のブログ読んだよ」と必ずお伝えくださいませ。
※この記事投稿時、当院のHIFUはウルトラフォーマー3でしたが2023年現在は「ウルトラセルZi」でございます。
ウルトラフォーマーⅢの五本木クリニックでの症例報告
当院でも新機種のマシーンを導入するときは必ずスタッフが効果を試すことにしています。今回のウルトラフォーマーの導入にあたってもスタッフで実験を行いましたので症例報告を発表しますね。
症例1：当院一番の古株、ご意見番的スタッフ50歳台女性
私は約1ヶ月位前に左半顔を4.5ミリ、3ミリ、2ミリと施術を受けました。4.5ミリは顎下とこめかみに少々痛みがありレベルを一つ下げてもらいました。それ以外の照射はほとんど痛みも感じませんでした。施術直後から、今までのレーザーやラディエイジなどのたるみ治療には無い、内側からギュッと引き締まっていく感覚がありました。施術後、筋肉痛のような痛みがありましたが、それも効果がある証拠と感じられ より満足感がありました。今日現在も左半顔だけリフトアップしており、更にまだ効果が上がると思うと本当にウルトラフォーマーの良さを1人でも多くの方に伝えたいと思います
彼女は今まで散々いろんな治療を受けてきたので、痛みをほとんど感じない、と表現していますが決して無痛ではないようです。効果を判定するために顔の半分に治療を施すハーフandハーフを受けてくれました。治療した左だけリフトアップしているとのことですが、その後、残り半分（リフトアップしていない方）がどうなったかは未確認ですが、私自身が効果があったのでウルトラフォーマーは購入したので、暇な時間にでも右も治療したと思います⋯ウルトラフォーマーに効果がなければ導入しないので、残り半分をどうにかしたいためにヨイショ的な感想を報告した可能性は否定できませんけどね（笑）。
症例2：40歳台の看護師の症例、他の美容クリニック勤務経験を生かして、どちらかと言うと厳しめの意見をくれる方です。
3.0 4.5mmは痛みが強く、苦手な方もいるかと思いますが、私は大丈夫でした。そのあと1週間程度筋肉痛のような痛みが続きましたが、かえって効いてるような安心感がありました。ハイフシャワーは目元をしっかり行うと、目周りがスッキリして、施術直後から効果を実感することができました。片側だけの施術でしたが、効果は患者さんにみていただいてどちらを照射したかわかるくらいスッキリしていました。
彼女の評価は痛みを感じる人にとっては痛いかも、と言うことですね。熱が加わりますので、熱いのを痛いと感じるのがレーザーやハイフの特徴でもあり、欠点でもあります。その痛みを防ぐために麻酔をするかといえば、当院では麻酔をしてまでウルトラフォーマーの治療を受けることは無い、と考えています。私の場合も目元は明らかにスッキリしたので、ウルトラフォーマーは患者さんに自信を持ってオススメできるたるみ改善法と考えて良いかと思います。半分リフトアップして、半分たるんだままで患者さんに接する彼女の姿勢から、自分から進んで効果をアピールしてくれて非常に喜ばしいことです。彼女の場合も積極的にウルトラフォーマーの導入を私に伝えてきましたから、休み時間を利用して、残り半分も治療したんじゃ無いかなあ。
症例3：40歳台前半の女性スタッフ 年頃のお子さんがいるから苦労は絶えないと思います。
顔の右顔のほうが目の開きフェイスラインのたるみが気になってきたので、右側のみウルトラフォーマーを照射する事に。照射開始から骨に近い部分は傷みを感じましたが、オーロラの輪ゴムで弾かれた痛みより少し痛く感じる程度。直後の赤味はすぐ引き、目の開きが大きくなったのと、引き締まり感を実感。2、3ヶ月後が一番効果が実感できるので仕上りが楽しみです‼
苦労のせいか、歳のせいかフェイスラインのたるみが気になっている様子ですが、ウルトラフォーマーによって引き締まりを実感した様子です。痛みの表現として美容治療でよく使用する「輪ゴムで弾かれた痛み」と書かれていますが、彼女の場合、輪ゴムで弾かれた痛みより痛かった、とネガティブなご意見を頂戴しました。痛みって感じ方にかなり個人差があるのは常識ですから、逆に言えば「無痛」とか「全く痛みを感じなかった」って表現をしているクリニックがあったらちょっと問題ですね。ウルトラフォーマーの効果がピークに達するまでは3ヶ月程度とメーカーサイドは言っていますが、これも個人差が出そうな予感。
症例4：30歳台女性
2mmのみ片側照射。目元とフェイスラインは照射を重ねて行くと少し痛みを感じますが、我慢出来ないほどの痛みではありませんでした。照射直後に出た赤みや肌が火照る感じも数時間で治り、肌がキュッと引き締まった感覚がありました。またダウンタイムもなくメイクもすぐに出来るのでとても受けやすいと思います。
かなり痩せ型で小顔なんですが、なんでウルトラフォーマーを試したのかは不明。多分、患者さんに説明するために自主的に必要の無い治療を受けてくれたと解釈します。治療してもすぐに化粧ができることを報告してくれました。レーザー治療の場合、メイクまで少々お時間をいただく場合も多いので、これは貴重な情報です。確かに自分もウルトラフォーマーの照射後に火照った感じはありましたが、熱の作用であると解釈すれば「よし、よし、内部から引き締まってきているぞ」と納得のいくものではないでしょうか？
症例5：40歳台の当院ベテランエステシャン
ウルトラフォーマーの施術を受けて感じた事は、深層部に照射される時、骨の部分 (フェイスライン、頬) は鈍痛を感じましたが、後は大丈夫でした。施術後の効果 直後→少しのリフトアップと皮膚深部が押されている感じでした。2日目～7日目は少しづつ肌に張りを感じ、皮膚が締まってきた感じがありましたが、骨の部分 (フェイスラインと頬) 少し打ち身の様な痛みを感じました。8日目→骨の痛みも緩和されて、見て左右の違いが分かるくらいリフトアップして、左右触った感じの違いがハッキリしました。施術を受けて10日しかたっていないので、その後の経過も見ていきたいと思います。ただ気になったのが骨の上の照射の仕方です。照射をするとき骨の部分を避けて、皮膚をすくうように照射 (フェイスライン) が出来ないか確認してみようと思ってます。
さすがベテランエステシャン、時系列で状態を報告してくれています。彼女の場合、あまり高評価ではないようです。鈍痛もあったし、張りを感じたのも少しづつですし、骨の部分では打ち身のような痛みがあった、とネガティブな報告です。さらに痛みを解消することがある方法や効果を高める方法のアドバイスもしてくれています。
私を含め、6症例ですが少なくとも取り返しのつかない副作用的なトラブルがないことが判明しました。あとは効果がどれだけ持続するのか、どれくらいの間隔で反復すれば効果のピークを維持できるのか等々宿題は残っています。
