二の腕を整形手術で細くする方法がアメリカで話題になっています。
流行のきっかけは至って単純です。オバマ大統領夫人のミシェル・オバマさんの二の腕に憧れる女性が増えていることによります。2位は米女優のジェニファー・アニストンでした。
大統領夫人が切っ掛け?
女性が憧れる二の腕は有名人だったら誰?という調査はアメリカ形成外科学会(American Society of Plastic Surgeons略してASPS)が独自に調査をして発表したことでした。
女性が憧れる二の腕の持ち主はこの人です
そして調査結果に影響を受けてか、全米ではこの手術を受けた女性は昨年だけでも15000人に上るとのことです。とにかく商売上手!と声をかけたくなる米形成外科学会です。
気になる人気の二の腕整形手術の方法は?
手術は単純です。たるんでいる皮膚を余分な脂肪ごと取り除いてしまいます。こんな感じになります。
メチャメチャ傷跡があるように見えるのは私の目の錯覚でしょうか?
もともとは超肥満で有った人がダイエットに成功しても、脂肪は無くなったけど伸びてしまった皮膚がたるんでしまいますので、その解消を目指した整形手術でした。上記の写真は古いもので技術の進歩で今はもう少し傷跡は目立たなくなるようです。
やっぱ目立つか。
肥満でなくても希望者続出
肥満でなくても、ほっそりした二の腕を希望される女性は日本でも後を絶ちません。当院では脂肪吸引は「脂肪吸引の死亡率ってどのくらいなのでしょうか?」で述べたように行っておりません。
脂肪を超音波によって脂肪細胞自体を破壊する当院が誇るライポソニックスで二の腕に挑戦される方も続出しましたが、欧米人と比較して細い方が多いので、2.5センチ以上の皮下脂肪を有することが治療の条件ですのでそれに当てはまらない方も続出して結構怒られてしましました。
そこで脂肪の厚さに制限がなく、楽々脂肪を破壊するクライオリポという新しい機械を夏に導入しました。「部分痩せの新しい考え方 冷却して脂肪を溶かすリポクライオという痩身法」で詳しく説明しておりますが、なかなかの効果を上げております。
欧米人程超肥満の方が少ない日本人の二の腕を細くする方法としては安全性の面からもベストな治療器だと考えております。
この様にコンパクトになった痩身医療機器です。
これを使用すれば傷跡を残すことなく、脂肪吸引の様なリスクを冒さずにほっそりした二の腕をかなえることが出来ます。
たるんだ皮膚の場合はどうする
欧米人のように非常にたるんだ二の腕の方はどうすれば良いでしょうか?美容皮膚科を受診しても脂肪融解マシーン系や脂肪吸引を薦められてお茶を濁されると思います。でも結局皮膚はたるんだままです。
RealSelfという美容外科の世界最大のコミュニティでの回答です。
殆どの医師が「非常にたるんでしまった皮膚は非外科的な選択はありません」と断言しております。
そんな時登場するのが美容外科医です。美容外科医でも形成外科が出来なけりゃダメですよ。アメリカだって形成外科学会が主導して二の腕を補足する「arm lift」をインフォメーションしているのですから。
当院の形成外科医で美容外科担当の松下医師の経験に裏付けられた技術は「今どきの美容整形外科医はなぜ単純な失敗をするか⋯いったいどんな修業してきたの?」というタイトルのチャラチャラ系の美容系に猛攻撃をくらった私のブログに詳しく書いてあります。
傷跡ができてもしまっても、どうしてもたるんでしまった二の腕の皮膚を取り除きたいという方がいましたら当然対応可です。
じっくり考えて見た皮膚切除
超肥満の方が頑張って痩せた場合、伸びきってしまった皮膚はどうすることもできません。その余分な皮膚を取り除くのは形成外科医の仕事であることは間違いありません。
せっかく体重が減っても伸びてしまった皮膚は外科的遅漏が必要です。
腹部の場合は、取り除く面積・体積が多くなりますのでかなりリスクがあると思います。しかし、二の腕は面積・体積としても大したことはありませんので、リスクは限りなく小さくなります。
そうなると後は、気になる傷跡ですが⋯。実は解決策があります。日本の製薬会社が発明した薬はケロイドに非常に効果があることが知られています。実際に当院でも胸部や腹部の手術跡が気になる方に対して使用し、多くの方に喜んでもらっています。また、傷跡の治りが早く綺麗になる薬も日本製で存在します。
上記2つの薬をを組み合わせて二の腕の整形手術を行えば間違いなく綺麗な仕上がりを期待することができます。
修業の足りないチャライ美容外科医に乱用されたくないから薬品名は秘密。
二の腕をスッキリ実録ブログ↓