ニキビ跡にお悩みの方へ、フラクショナルレーザーって知っていますか?

スキンケア

にきび跡のフラクショナル・エルビウム・ヤグレーザー治療

保険診療で使われるニキビ治療薬がここ数年でバンバン発売されて、やっと日本も世界基準に達したと思われるニキビ治療。一方でニキビ跡、特に凸凹に効果のある飲み薬・塗り薬ってありそうでないのが現状ってことを、多くのニキビ肌に悩まされたことを経験している方はご存知でしょうか?

効果があるかもしれいないレベルでニキビ跡の治療と称して処方をしてる医師がいるかもしれませんが(数名確認済み)、健康保険を使ってでニキビ跡を治療することは健康保険の適用外ですし、効果があることが明らかになっている薬は無いはずです。

では、ニキビ跡は諦めるしかないのか?いえ、そんなことはありませんよ、というお話です。

ニキビ治療薬は多数ありますけど、ニキビ跡を治す薬はありません

ニキビ跡をなんとかしたいとお考えの方が、健康保険使ってのニキビ跡、特に凹んだニキビ跡治療が現状できないとなると、必然的に医療機関で受診するのは美容皮膚科ってことになりますね。美容皮膚科は基本的にというかどう考えても健康保険治療の対象とはなりえませんので、医療機関選びは慎重に検討する必要がありますね(保険が効かない自由診療なので、治療費は高額)。

当院はかなり以前からニキビ跡の治療に力を入れていて

知る人ぞ知るニキビ跡治療なら五本木クリニック

なんて言われているような気がしないでもないです(※個人の感想です笑)。

ニキビ跡治療として当院で一番活躍しているのはレーザー。レーザー治療といってもレーザーには本当に多くの種類があり、様々な治療機があります。

その中でも、多くの美容皮膚科でニキビ跡治療に使われているレーザーはフラクショナルレーザーというものです。

当院では以前はフラクセルと言うレーザー治療機を使用していました。このフラクセルの場合、痛みが強いと言うマイナス面があったために現在では痛みが軽減した

アクションIIと言う名のフラクショナルレーザーをニキビ跡治療に使用しています

フラクショナルレーザーと言うのは、肌に細かい穴をあけて創傷治癒という人間にもともと備わった反応を利用して、凹んでいた皮膚を解消してツルツルの美肌を目指すことが可能と考えられているレーザー治療器です。

ニキビ跡を治療するフラクショナルレーザーの仕組み

ニキビ跡で凸凹になってしまった皮膚をツルツルの肌に改善する方法として以前はメチャ強い薬剤を使用したリスキーなピーリングが選択されていた時代がありました。ハイリスクハイリターンの治療方法なんで顔をお仕事としている方(当時はほとんどがハリウッド女優)向けなのに、日本の某美容整形クリニック(その当時は美容皮膚科という標榜科目はなかった、美容整形は現在でも正しい標榜科目ではない)が行なっていて多くの悲惨な症例が出まくったとの話もあります。

その後、レーザー治療器が日本にボチボチ入りだした頃は炭酸ガスレーザーを使ってニキビ跡で凸凹になった肌全体をレーザー照射するのをウリとした美容系クリニックが登場しました⋯これもかなり悲惨な症例を多数生み出したとの話あり。

その後に登場したのがフラクショナル方式を採用した「フラクセル」という商品名のレーザー治療器です。当院でも安全性が確認されたフラクセルを本当に清水の舞台から飛び降りる的に導入して、ニキビ跡治療なら五本木クリニック、と言われるようになったのです(フラクセルは当時数千万円しました)。そのフラクセルですが残念なことに大きな欠点がありました。

その結果として

これがフラクショナルレーザーの治療理論です。

フラクセルってメチャクチャ痛いので麻酔しないとニキビ跡治療が不可能

麻酔時間が無駄な時間と感じる方も多く、麻酔をしても痛みを感じてしまう患者さんを治療するのは担当医師も辛いものでした。

そこで

痛みを感じることなくニキビ跡治療を可能にしたのがアクションIIというフラクショナルレーザーです

本当に麻酔なしで痛くなく治療できるの?と思ったはずです。

痛みに関して

絶対痛くなんだな❗と言われると⋯※個人的感想です、かも(笑)

ってことになります。

でも、スタッフ一同および患者さんの今までの感想に寄れば現時点で麻酔を必要とした人はゼロです(n=42くらいかな?)。

ニキビ跡の凸凹治療に欠かせないフラクショナルレーザー「アクションII」の特徴

ニキビ跡の凸凹を改善する薬がないので、治療方法として当院が一押しのものがフラクショナルレーザー「アクションII」です。このレーザー治療器の特長を箇条書きしますね。

  • フラクショナルレーザーはレーザーを点状に照射する治療方法
  • 皮膚の表面に点状の穴をあけると、穴を埋めるように新しい細胞が生まれだす
  • その仕組みを利用して肌を入れ替える
  • 一度に全ての肌を入れ替えると肌の負担が増加するために点状にして分割して肌の入れ替えを目指す
  • フラクショナルレーザー「アクションII」は以前のニキビ跡の凸凹治療より副作用やダウンタイムが軽くなる
  • 以前のフラクショナル式レーザーと違って麻酔が不要

以上になります。

ニキビ跡にお悩みの方はぜひ当院のフラクショナルレーザー治療をご検討くださいませ

桑満おさむ(医師)

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

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