子供と遊ぶ・触れ合うために鼻に入れたプロテーゼを抜いた女性のお話

鼻整形

幼い子どもと触れ合うために鼻のプロテーゼを抜いた例

今回紹介するのは、33歳の女性Kさんの例です。

Kさんは10年以上前に、ある有名美容外科にて、鼻にL型のプロテーゼを埋め込む整形手術を受けました。

 子どもの頭突き攻撃を受ける鼻プロテーゼ

Kさんには現在、1歳の男の子がいて、怒ったり気に入らないことがあると、よく手でたたいてきたり、頭突きをしてくるといいます。ある時は頭突きがKさんの鼻に思い切り当たり、中のプロテーゼがずれてしまったのではないかと肝を冷したそうです。

また、子供と一緒に遊んでいると、ふざけてKさんの鼻をつまんできたり、鼻先を押さえてブタ鼻にしようとしたりすることもよくあり、いつも冷や冷やしていたそうです。

子どもは母親と触れ合いたくて顔を触ってくるのに、それを無理にやめさせたり、子どもの手を振り払ったりすることもできず、かといって、今後もこのようなことが続くと、鼻のプロテーゼに影響しないかと心配になり、今回思い切って抜くことにしたのです。

異物を抜いて自家組織に入れ替えれば、触られても、ぶつかっても平気

Kさんの場合はL型プロテーゼを入れて13年経過していました。長期間プロテーゼによって鼻の皮膚が圧迫されて、皮下脂肪や皮膚の厚みがかなり薄くなっており、特に鼻先の皮膚は顕著でした。鼻先は、支えとなる皮下脂肪もほとんどなく、ぺらぺらな皮膚のすぐ下にプロテーゼがある状態だったのです。そのためプロテーゼを抜くだけでは、鼻先がへこんでしまう可能性が大ですので、同時に自家組織を移植して形を整える必要があります。

Kさんはプロテーゼを抜き、かわりに自家組織(筋膜と軟骨)を移植することで現在の鼻の形をそのままキープする手術をおこないました。

下の写真は手術前と術後4ヶ月の比較です。

症例写真(33歳女性)|鼻プロテーゼ抜去・自家組織移植 執刀医・松下洋二(五本木クリニック)
執刀医・松下洋二

手術前の鼻筋の不自然なテカリがとれ、ナチュラルな鼻筋になっています。

症例写真(33歳女性)|鼻プロテーゼ抜去・自家組織移植 執刀医・松下洋二(五本木クリニック)
執刀医・松下洋二

横から見ると、鼻の高さも術前と同じ状態で保たれています。

移植した自己組織は、完全に自分の鼻と一体化してなじんでしまうので、つまんだり、押さえたりしても、組織がずれることもなく、触った時の感触も、何も手術していない人の鼻を触るのとほぼ同じで自然です。

子どもにつままれても、少々たたかれても、頭突きや足蹴りをくらったとしても、移植した組織がずれることはありません。

また、鼻先を上の方向に押し上げ、ブタ鼻のようにすることも、鼻先をつまんで左右に揺らしたりすることも自由自在です。

Kさんは術後1か月くらいたったころに、子どもの足が鼻根部に強く当たって心配だからと、来院されました。詳しく診察しましたが、移植した組織は全く問題なく、安心して帰られました。

最悪、万が一皮膚が裂けたり、切れたりするようなケガをしたとしても、中から異物が飛び出してくる心配もありません。病院で皮膚を縫い合わせてもらえば、組織の自然治癒力で傷がふさがります。

 妊活前にプロテーゼを抜く方も増えています

子どもが生まれてから鼻のプロテーゼを抜く手術を受けるとなると、子育てに手がかかる時期だけに大変です。

育児に追われ、手術の機会を逃してしまうと、活発になり始めた子どもと触れ合う際に、鼻を防御しなければ、という余分な神経を使わなければなりません。

また、鼻のプロテーゼのことに神経質になり過ぎて、可愛い子どもと自然にスキンシップできなかったりすると、子どもの精神的な発育にも影響を与えかねません。

これらのことを考慮すると、妊活前にプロテーゼを抜いてしまうのがベストの時期だと思います。

先日来院された患者さんは、体内に異物を入れた状態で、妊娠・出産はしたくないからと、まずはプロテーゼをすっきり抜き去って、それからじっくり子作りをしたいとおっしゃっていました。

鼻にプロテーゼを入れた状態で妊娠したとしても胎児に影響が出ることはありません。しかし、出産後に子どもとスキンシップする際、鼻のプロテーゼのことが気に掛かって自然に触れ合えないとなると、母子ともに精神的な影響がでる可能性が大きいです。

Kさんのお子さんは、相変わらず腕白で、その後も、頭突きやパンチが飛んでくるそうですが、プロテーゼを抜いてからは心置きなく触れ合うことができています。

松下洋二(医師)

鳥取大学医学部卒業後に京都大学医学部形成外科に入局。大学附属病院などで形成外科・美容外科で働いた後、2007年より五本木クリニックの美容診療部の部長に就任。

主に他院での鼻整形の失敗で悩む患者さんからの修正依頼に応えて続け20年以上経ちます。こんな私の強みは、施術後、時間が経つと一体どんな影響を及ぼしていくのか、その未来について予測ができること。医師としてこれまで患者さんと向き合ってきた経験を現場で活かすだけでなく、読者の皆さんにとって少しでも有益な情報になるよう情報発信に努めてまいります。

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