よくある質問

顔の筋肉に麻痺が起こったりすることはありませんか?

打つボトックスの量が多すぎた場合、完全に筋肉が麻痺して、全く表情がなくなることがあります。自然な表情を残しながら、適量打つのがポイントです。

おでこや眉間などの目の周辺に注射した場合、目つきが悪くなったりとかしませんか?

おでこや眉間にボトックスを打つときに、打ちすぎると眉が下がり、目つきが悪くなることがあります。また、注入ポイントが適切でないと眉がつり上がり険しい表情になることがあります。さらに、注入した薬液がまぶたを引き上げる筋肉(上眼瞼挙筋)にまで広がってしまうと、まぶたが開けづらくなったりすることもあります。ヒアルロン酸は溶かす薬があるので、万が一入れすぎた場合も溶かして元に戻せますが、ボトックスは打ち消す薬がないため、打ちすぎた場合は、自然に分解されていくのを数ヶ月間も待つしかありません。そうならないように、控えめに注射するのがポイントです。

ボトックス注射後に触ったときに違和感などはないでしょうか?

施術後、皮膚を触った時に違和感はまったくありません。

ボトックス注射で効果が出ないことはありますか?

体質的に効果が出にくい方がおり、通常量で効果が出ないことがあります。その場合はボトックスの量を増やして再調整します。また、治療の間隔を十分に開けず、短期間で繰り返し注射すると、ボトックスに対する抗体ができて効かなくなってしまうことがあります。そのためには治療と治療の間隔を最低3ヶ月はあけるのが望ましいです。

ボトックス注射後の通院は必要ですか?

ボトックスの効果は永久的なものではなく、3~4ヶ月で効果が無くなるので、効果を持続させるためには、通常3~4ヶ月おきの通院が必要です。また、ボトックス注射後、効果が最大になる2週間後の状態で、効きがもの足りないなど不具合がある場合はご来院いただき、無料で調整することは可能です。

ボトックス注射で薬の飲み合わせなどで気をつけることはありますか?

筋弛緩剤やある種の抗生物質、ある種の抗不安薬などを飲んでいる方は、ボトックスが効きすぎることがあるので注意が必要です。常用薬がありましたら必ず担当医にお伝えください。

ボトックス注射のダウンタイムはどれくらいですか?

たまに注射した部位に内出血が起こり青あざができることがありますが、メイクでカバーできます。ほとんどダウンタイムなくできる治療です。

塗るボトックスというものもあると聞きましたが効果は注射とは違いますか?

一般的に「塗るボトックス」と呼ばれているものはアルジルリンと呼ばれる化粧品の成分の一種です。神経伝達の経路に働きかけ、筋肉の緊張をゆるめ表情ジワを改善する作用がボトックスに似ているためこう呼ばれています。注射で直接目的の箇所に注入できるボトックス注射と比較すると、「塗るボトックス」はあくまでも化粧品ですので、効果はマイルドで、肌への浸透率も個人差があります。確実な効果をお求めの方は注射がおすすめです。

ボトックスと咬筋切除は同じ効果なのでしょうか?

ほぼ同じ効果が得られます。咬筋切除は手術なので、術後のダウンタイムがあり、大きく腫れたり、内出血により皮膚が紫色に変色したりします。また、術後、創部に血が溜まったり、化膿したり、顔面神経が麻痺したりするリスクもあります。さらに、術後しばらくは腫れや痛みで口が大きく開けられない状態が続くので、食事の際に不自由ですし、開口訓練を行わないと開口障害が起こることもあります。ボトックスはダウンタイムやリスクもほとんどなく、さらに手術よりも低額で、同等の効果が得られるのでおすすめです。

手術とボトックス注射、シワ取りならどちらがよいですか?

シワ取りとひとことで言ってもいろいろな種類があり、治療法を使い分ける必要があります。まず、表情をした時にできるシワは、手術やヒアルロン酸注射では改善できず、ボトックス治療が必要になります。大きなたるみがある場合はボトックスやヒアルロン酸では改善できず、手術が必要です。深く刻まれてしまったシワを浅くするためにはボトックスでは改善できず、ヒアルロン酸を注入する必要があります。

ボトックス注射の前後で歯科治療を行うことに問題はありますか?

まったく問題ありません。

国内よりも韓国で注射したほうが旅費込みでも安くなるって本当ですか?

ボトックス治療において最適な注射条件を決定するには長年の臨床経験が必要です。経験の浅い医師が判断を間違って注射してしまうと、効きすぎて顔が能面のように無表情になったり、まぶたが開けられなくなったり、表情がひきつったり、ものが飲み込みにくくなったりと様々な副作用が出ることがあります。安ければどこのクリニックでも良いというわけにはいきません。ボトックス治療を受ける際にはクリニック選びが大切です。

注射の本数による効果の違いはどれくらいありますか?

ボトックス治療は、ワキの多汗症を除き、注射器で何本もバンバン打つというものではありません。必要最小限度の量を的確な部位に正確に注射するのがポイントです。多ければよいというわけではありません。よって、いちがいに注射器の本数で比べられるものではありません。

ボトックス注射は顔のどの部位に使うことができますか?

ボトックスはいろいろな部位に使うことができます。まず、表情ジワの改善目的としては、額・眉間・目尻・鼻根部・頬・上下口唇・あごなどに使用可能です。プラティスマバンドといって、首の縦スジが浮き立ってみえる場合には首にも使用できます。筋肉のボリュームを抑えて小顔にする目的で、エラの部分に使うこともあります。また、ガミースマイルといって、笑った時に歯茎が見えすぎる場合にはその原因となる筋肉に使用します(ガミースマイル治療)。笑った時に鼻先が下に下がりワシ鼻っぽくみえる場合は、鼻柱の根元に注射します。さらに、ワキの多汗症の治療目的でワキに使用することもできます。