一般的に「塗るボトックス」と呼ばれているものはアルジルリンと呼ばれる化粧品の成分の一種です。神経伝達の経路に働きかけ、筋肉の緊張をゆるめ表情ジワを改善する作用がボトックスに似ているためこう呼ばれています。注射で直接目的の箇所に注入できるボトックス注射と比較すると、「塗るボトックス」はあくまでも化粧品ですので、効果はマイルドで、肌への浸透率も個人差があります。確実な効果をお求めの方は注射がおすすめです。
顔
ボトックスと咬筋切除は同じ効果なのでしょうか?
ほぼ同じ効果が得られます。咬筋切除は手術なので、術後のダウンタイムがあり、大きく腫れたり、内出血により皮膚が紫色に変色したりします。また、術後、創部に血が溜まったり、化膿したり、顔面神経が麻痺したりするリスクもあります。さらに、術後しばらくは腫れや痛みで口が大きく開けられない状態が続くので、食事の際に不自由ですし、開口訓練を行わないと開口障害が起こることもあります。ボトックスはダウンタイムやリスクもほとんどなく、さらに手術よりも低額で、同等の効果が得られるのでおすすめです。
手術とボトックス注射、シワ取りならどちらがよいですか?
シワ取りとひとことで言ってもいろいろな種類があり、治療法を使い分ける必要があります。まず、表情をした時にできるシワは、手術やヒアルロン酸注射では改善できず、ボトックス治療が必要になります。大きなたるみがある場合はボトックスやヒアルロン酸では改善できず、手術が必要です。深く刻まれてしまったシワを浅くするためにはボトックスでは改善できず、ヒアルロン酸を注入する必要があります。
ボトックス注射の前後で歯科治療を行うことに問題はありますか?
まったく問題ありません。
国内よりも韓国で注射したほうが旅費込みでも安くなるって本当ですか?
ボトックス治療において最適な注射条件を決定するには長年の臨床経験が必要です。経験の浅い医師が判断を間違って注射してしまうと、効きすぎて顔が能面のように無表情になったり、まぶたが開けられなくなったり、表情がひきつったり、ものが飲み込みにくくなったりと様々な副作用が出ることがあります。安ければどこのクリニックでも良いというわけにはいきません。ボトックス治療を受ける際にはクリニック選びが大切です。
注射の本数による効果の違いはどれくらいありますか?
ボトックス治療は、ワキの多汗症を除き、注射器で何本もバンバン打つというものではありません。必要最小限度の量を的確な部位に正確に注射するのがポイントです。多ければよいというわけではありません。よって、いちがいに注射器の本数で比べられるものではありません。
ボトックス注射は顔のどの部位に使うことができますか?
ボトックスはいろいろな部位に使うことができます。まず、表情ジワの改善目的としては、額・眉間・目尻・鼻根部・頬・上下口唇・あごなどに使用可能です。プラティスマバンドといって、首の縦スジが浮き立ってみえる場合には首にも使用できます。筋肉のボリュームを抑えて小顔にする目的で、エラの部分に使うこともあります。また、ガミースマイルといって、笑った時に歯茎が見えすぎる場合にはその原因となる筋肉に使用します(ガミースマイル治療)。笑った時に鼻先が下に下がりワシ鼻っぽくみえる場合は、鼻柱の根元に注射します。さらに、ワキの多汗症の治療目的でワキに使用することもできます。
ボトックス注射でアレルギー反応が起こることはありませんか?
ごくまれにですがアレルギー反応が起こることがあります。
妊娠の可能性があるのですがボトックス注射は大丈夫でしょうか?
妊婦や授乳中の女性に対する安全性は確立していませんのでボトックス治療はできません。
ボトックス治療中の方が妊娠を希望される場合は、最終注射後2回の月経を経るまで避妊していただきましたら、それ以降可能となります。
持病があるのですがボトックス注射を受けても大丈夫でしょうか?
持病の治療で血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は内出血のリスクが高まります。重症筋無力症などの神経筋接合部疾患のある方はボトックス治療ができません。また、持病で飲まれている薬にボトックスが反応して効果に影響が出ることがあるので、常用薬がありましたら担当医にお伝えください。
ボトックス注射は他の施術と一緒に行えば割引になったりしますか?
モニター協力割引やキャンペーン割引が適用されることがありますので、ご相談ください。
他院でボトックス注射を受けているのですが途中から五本木クリニックさんに変えても大…
もちろん大丈夫です。他院でボトックス注射を受けたが、まったく効果がなかった、逆に効きすぎて無表情になってしまった、まぶたが開けられなくなって困ったなど、いろいろな不具合があった方が多く当院に来院され、満足して頂いています。
遠方であまり行けないのですがボトックス注射を受けても大丈夫でしょうか?
通常ボトックスの効果持続期間は3~4か月ですので毎週、毎月通う必要はありません。効果を長続きさせるためには、3~4か月毎の通院が必要となります。
どのクリニックで行ってもボトックス注射の効果は同じですか?
ボトックスの効果を左右する条件として、年齢・性別・注射部位・筋肉の大きさ・筋肉の強さ・シワの程度など、多くの要因があります。これらを考慮しながら、注射する範囲、ポイント数、濃度、深さなどを細かく変えて治療します。最適な注射条件を決定するには長年の臨床経験が必要です。経験の浅い医師が判断を間違って注射してしまうと、効きすぎて顔が能面のように無表情になったり、まぶたが開けられなくなったり、表情がひきつったり、ものが飲み込みにくくなったりと様々な副作用が出ることがあります。ボトックス治療を受ける際にはクリニック選びが大切です。