私(松下)はこの手術を1996年から行っています。その間に1,000例ほどの経験がありますが、以前勤務していた病院で数例棒状軟骨の変形例がありましたので、その後改良して、鼻筋の部分は筋膜移植のみ、あるいは細かく砕いた軟骨を筋膜で包んで移植する方法にしています。
改良後は変形した例はありません。
私(松下)はこの手術を1996年から行っています。その間に1,000例ほどの経験がありますが、以前勤務していた病院で数例棒状軟骨の変形例がありましたので、その後改良して、鼻筋の部分は筋膜移植のみ、あるいは細かく砕いた軟骨を筋膜で包んで移植する方法にしています。
改良後は変形した例はありません。
おっしゃるように、細長い棒状の軟骨は、時間がたつと弯曲したり変形したりすることがあります。そのため当院では棒状の軟骨は入れません。細かく砕いたり小片状に細工をしたりして移植しますので、変形する危険性はありません。
3日目でテーピングを除去する時には、大きな腫れはほぼ引いていますので人前に出られます。ただし細かい腫れはまだ残っていますので、よく知った方だと気づかれる可能性はあります。マスクはいつでも着けられます。制限はありません。
通常、自家組織の定着率は平均すると8~9割くらいです。術後半年くらいの間に1~2割ほど吸収されますので、その分を見越して多めに移植します。半年で定着し、その後どんどん吸収されることはまずありません。ですので吸収され続けて鼻がどんどん低くなってしまうことはありませんのでご安心ください。
確かに予想以上に吸収され、追加で組織移植を行った方はいらっしゃいます。当院では今までに3名ほどで、確率的には極めて稀と言えます。
当院では、術後1年間は無料でアフターケアを行っています。手術後は万が一に備え、24時間担当医と直接連絡の取れる体制を取っています。ご不安、ご心配なことがありましたらいつでもご相談可能です。
手術から抜糸まで1週間必要です。さらに2~3日の余裕を持って、10日あれば大丈夫です。
事前にご予約いただいて、手術枠を確保されている場合に限り可能です。
遠方からご来院の場合は、通院回数を減らすために来院前にメールでの質問・回答や電話でのカウンセリングを行い、手術内容に対して十分にご理解・ご納得いただけた場合、初診時に当日手術を行うことも可能です。
ただし、過去に2回以上鼻の手術を繰り返されている方は、鼻の内部が複雑な状態になっています。事前にいろいろな検査が必要な場合があるため、初診当日の手術はお受けできません。
手術の翌日から1日目、2日目と数えます。3日目に鼻に貼ったテープを剥がし、組織を固定している糸を抜き取ります。術後7日目にその他の糸をすべて抜糸します。
抜糸終了後は1カ月後、2カ月後、3カ月後に定期検診を行い、異常がないかチェックします。術後約6カ月で移植した組織が定着しますので、その時点で治療終了となります。
これらを合計すると6回の通院が理想的です。
遠方よりご来院の方は、通院回数を減らすことも可能です。テープ除去と抜糸を7日目に同時に行い、術後検診も特に異常がなければ6カ月後のみとすることで、最少3回までに減らすことができます。
定期検診をオンライン診療で行うことで通院回数を減らすこともできます。
実際に手術をしている時間は60~90分ほどです。手術前の準備の時間や手術終了後にお休みいただく時間を入れますと、余裕を持って約3時間程度見ていただくと十分です。