プロテーゼ隆鼻術後、5年以上経過でさまざまなトラブルが!
プロテーゼは素材自体が進化し、形状もオーダーメイドで作ることができたりと進歩を続けているのですが人工物です。体内に人工物をいれても、体とは一体化はしません。例えば人工心臓は定期的なメンテナンスが必要であるのは、ご存知のことでしょう。
鼻に入れたプロテーゼも同様で、体の変化にはついていけませんから、何年かおきに調整・入れ替えが必須となります。では、なにもせずに長年放置してしまうとどうなるのでしょうか?
プロテーゼによって不良肉芽が生じ、皮膚に穴が空いてしまった症例
このように、プロテーゼによる隆鼻術を受けて5年以上経過すると、皮膚の色が変色(発赤・白変)したり、移動・変形したり、輪郭が不自然に浮き出したり、被膜の石灰化によるしこりや凹凸、皮膚を突き破ってプロテーゼが露出してくるなどのトラブルが生じてくる場合があるのです。
鼻プロテーゼによるトラブルへの対処法
実際、隆鼻術の人工物プロテーゼなどを長期間挿入している方の中には、「皮膚が薄くなる」「変色する」「痛む」「凹凸」「鼻根部がぐらつく」などなど、さまざまなトラブルで悩んでいる方がいらっしゃいます。当クリニックでは、『プロテーゼ抜去・修正』に自家組織(筋膜・軟骨)移植を行っています。本当にたくさんのプロテーゼを抜いて自家組織を移植してきました。実際の症例写真とともに様々な症例をご紹介します。