まわりの皮膚細胞を壊しながら悪化。真皮を新しく作れず凹凸に!
私たちの体を覆っている皮膚は実は1枚ではなく、大きく分けて3層になっています。
最上層を「表皮」、真ん中を「真皮」、最下層を「皮下組織」といいます。表皮は上から「角層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4層から成り立っています。表皮にある表皮細胞は表皮の基底層で生まれ、2週間以上かけて角層まで押し上げられ、そのあと約2週間で垢となってはがれ落ちます。これがターンオーバーです。
さらに、真皮の下には新しい真皮が生まれる組織があります。ニキビは、炎症や化膿がひどくなると、この真皮にまで影響を与えます。
にきびが炎症を起こすと、周りの皮膚細胞を壊しながら悪化していきます。この新しい皮膚細胞をつくる部分にまでダメージが及んでしまうと(にきびが炎症を起こすと、炎症が広がらないよう、免疫反応により白血球がコラーゲンなどの皮膚組織を壊して炎症を抑えてくれます。それによりコラーゲン組織が壊されてしまうため)、真皮を新しくつくることができなくなってしまったり、できる速さが遅くなったりしてしまうため、結果として凹凸になり、にきび跡の凹凸(クレーター)になるのです。
ニキビ痕の凹凸は4つタイプがあります
分類の仕方は様々ですが、凹凸の種類によって治療方法が異なります。ニキビ痕治療が難しいとされているのは、医師による適切な治療方法の選択がされていないケースが多いためです。
さらに、にきび跡には浅いものと深いものがあります
にきび跡の凹凸(クレーター)には、浅いものと深いものがあります。浅いものは表皮の1番奥の層(基底層)にダメージを受けている状態であるため、そこの機能を助けることができれば凹凸を改善することができます。このため深い凹凸に比べると時間がかからずに改善することができます。しかし、深いものは真皮層にダメージを受けている状態です。
浅いにきび跡(Rolling)が一番改善させやすいニキビです。深いにきび跡のBoxerは垂直面をレーザーで削り、Rollingにすることでその後の治療を楽に行えます。