目頭切開の場合、切る範囲は3〜4mmと極めて小さく、また髪の毛よりも細い極細の糸を使用して縫合しますので、傷跡はほとんどわかりません。
目もと
「蒙古ひだ」とは東洋人に特徴的に認められるもので、目頭の部分にひだ状に張り出した皮膚のことです。このひだがあると、目と目の間が広く見えたり、二重のラインが内側で消えてしまったり、黒目(瞳)がやや小さく見えてしまったりします。この蒙古ひだを切除することで、目の開きを改善し、きりっとした印象となります。
目頭にかぶさっている三日月状の皮膚を「蒙古ヒダ」と呼びます。これは東洋人特有のものです。
蒙古ヒダが目頭を覆ってしまうことで目が小さく見え、目と目の間の距離も広く見えてしまいます。目頭切開法とはこの蒙古ひだを切開する手術です。
手術中は安全のため眼球を保護する角板という器具を使用しますので、目を傷つけることはありません。また埋め込む糸も 結膜側には露出しない方法で行いますので、角膜を傷つけることもありません。使用する糸は内臓の手術にも使用する安全性の高いものなので、体に埋め込むことで悪影響が出ることはありません。
糸で留めるだけなので、万が一仕上がりが好みに合わない場合は、1カ月以内であれば糸を抜いて簡単に元に戻せます。
皮膚の厚い方や脂肪の多い方など、体質により糸がはずれてしまうことがまれにあります。当院の方法は固定力が最も強いスクエア法を採用していますが、万が一、糸が外れた場合でも、1年間の保証が付いていますので追加料金なしに修正可能です。
効果の持続期間は永久的なものではありません。加齢とともに上まぶたの皮膚がたるんでくると、二重の幅は徐々に狭くなっていきます。
少量の飲酒、軽度な運動であれば翌日から可能です。
コンタクトレンズは手術中は外していただきますが、術後すぐに装着できます。ただし、2〜3日は必要最小限度にしていただき、様子を見ながら徐々に装着時間を長くしていくようにしてください。
手術当日から可能ですが、長湯すると腫れや内出血の原因になることがありますので、術後2〜3日はシャワー程度が無難です。
上まぶたを除けば、当日から可能です。まぶたのメイクは翌日から可能ですが、軽いポイントメイク程度にしていただき、1 週間は上まぶたを強くこすったり、つまんだりしないように注意してください。
メスで切らずに針で糸を埋め込むだけなので、傷跡はほとんど残りません。術後4〜5日は、まぶたを閉じた時に糸を通した針穴が少しへこんで見えることがありますが、すぐに目立たなくなります。また、皮膚の極端に薄い方は埋め込んだ糸の結び目の部分が少し盛り上がって見えることがありますが、徐々になじんでいきます。
麻酔の注射によって腫れることが多いので、当院では麻酔量は必要最小限度にしています。また術後に十分冷やすことも腫れの予防になります。麻酔中に目をギュッと強く閉じてしまうと内出血や腫れの原因になりますので、注意していただきます。このような予防策により、腫れはごくわずかで済みます。
まず目薬の麻酔で麻酔液を全体に浸潤させ、次に極細の注射針で必要最小限度に麻酔をしますので、痛みは軽度で楽に手術が 受けられます。また術後に痛むこともほとんどありません。4〜5日、まぶたが重い感じやつっぱり感などがありますが、いずれもすぐに落ち着きます。