私、中川剛は「まぶたのお医者さん」と自称している美容外科医です。顔の手術が得意で、特に「まぶた」への拘りが強いです。治療だけでなく若手の医師の手術指導・教育も行なっています。数多くの症例をこなすことで身につけた技術と知見を若手にも伝えることで結果的に多くの患者さんの悩みが解決されることを望んでいます。私自身も、最新が最高であるために、難しい手術に真剣に向き合う日々です。

『木を見て森を見ず』という言葉があります。これはひとつの部分にだけを見て、全体が見えていない状態です。医療の世界でも、たとえば痛みや不調がある特定の部位だけに注目するのではなく、体全体の状態を把握することがとても重要です。部分ではなく全体を見渡すこと、つまりお顔全体の印象を考え、ただクマやたるみを取り除くだけでなく、全体の美しさを引き出すデザインを重視しています。また必要ではない追加治療をこちらから提案することはありません。

クマやたるみの原因は人それぞれです。下瞼のたるみは上瞼のたるみの影響を受けている可能性もあり、首〜顔の全体を診る必要があります。いわゆる『脱脂』の手術だけではたるみは取れません。ふくらみ・たるみを除去するには、出てるものを取れば良い、と思われがちですが、そうではないのです。脂肪だけとっても皮膚のたるみは消えませんし、再発は必ず起こります。

当たり前のことですが無駄な手術を勧めることはありません。ありえません。目の下のたるみを取る手術で多い『脱脂手術』は一見、切らないから安心だし簡単で効果的に思えます。実際は適応するケースが限られており、多くの方にとって最適とは言えません。将来的に再発するリスクがあります。当院では、他院での治療のやり直し・修正する手術も手掛けています。

『切らないから安心』と聞けば、身体への負担が少ないと感じるでしょう。脱脂手術でいう『切らない』というのは、表面の皮膚を切らないということ。そのため、手術の跡が目立たないという安心感はたしかにあります。ただ、実際の手術では目の下のさまざまな組織に触れるため、経験や技術に大きく依存します。当院では、しっかりとご説明をして、納得いただいた上で安心して手術を受けていただけるよう努めています。また、当院にはカウンセラーはおらず、医師が直接カウンセリングを行い、責任を持ってお悩みを伺い、最適な治療をご提案いたします。